思い描いていたイメージとは違った、はじめての子育て
1人目長男が生後1~3ヶ月くらいのときに、ひどい乳児湿疹に。
顔だけでなく、耳が切れたり、頭皮にうろこ状のかさぶたまでも・・・
見ているだけで痛々しく、可哀そうになるほどで、
人がいるところに出かけたときは、ほかの赤ちゃんのきれいな肌を見ては
よく落ち込みました。
そのころ、わたしは母親になったばかりで、子育ては分からないことだらけ。
勝手に、「赤ちゃんのお肌はしっとりつやつや」というイメージを持っていました。
実際に子どもを産んで、自分のこどもがひどい乳児湿疹になったとき、
思い描いていたイメージとはかけ離れていて、わたしはひどく悩み、自分を責めました。
自分の至らなさを責めていたあの日
こどもの乳児湿疹がさらにひどくなっていくと、
「わたしの洗い方やスキンケアが悪いせい」、「肌着や、衣類の洗剤が合わないのかな?」
「わたしの母乳がいけないのではないか」…などいろいろ悩みました。
そのため、顔を洗う石けんや洗い方をかえてみたり、スキンケアをかえてみたり、塗る頻度を増やしたり、
わたしの食生活を見直してみたり…と思いつくことは何でもやってみました。
わたしのはじめての子育ては、とにかくわからないことだらけで、
「こんなこと誰も教えてくれなかったじゃない~!」と何度も思いながら、
いろいろ試しては、乳児湿疹をよくすることに必死になっていました。
そんなある日、スーパーへ買い物へ行き、近所の方にお会いしました。
お子さんはすでに成人され、子育てにひと段落されたそのおばさまが、
話しかけてくれた言葉を今も覚えています。
わたしと赤ちゃんをみて、「この頃の赤ちゃんはたいてい湿疹できるからね。
だんだんお肌も強くなっていくから、少し経てばほんときれいになるよ!かわいいね~。
子育ては思った通りにはならないからね~、それがまた楽しいんだけど。
こどもはあっという間に大きくなるから、手がかかるのは今だけよ。」と。
この言葉が当時のわたしに響き、すーーーっと少しだけ肩の荷がおりたような気がします。
明けない夜はないから。ママは自分を責めないで。
それまで、「湿疹は自分のせい、だから自分で必死になって良くしよう」と、
こり固まっていた心が雪解け、皮膚科で診察を受けたり、
先輩ママがおすすめしてくれる保湿剤を使ったり。
狭くなっていた視野が広くなり、こころに余裕が生まれ、少しだけ肩の力をぬいた子育てができるように。
あんなにひどかった乳児湿疹も、生後4ヶ月頃には、ほんとうにきれいに治りました。
子育てでは、そのタイミングタイミングで、いろんな問題が出てきますが、
最近はこう考えるように。
「思い通りにならないことが多いけれど、この問題もまたいつか終わる。
明けない夜はないから。頑張りすぎず、できることをやっていこう!」と。
わたしが近所のおばさまや先輩ママに救われたように、
いま、子育てで悩まれている方の、少しでもお役に立てればと思います。
子育ての情報や想いを”つなぐ”ことで笑顔になれるママが増えることを願います。